断熱材を厚くし、開口部に断熱性能の高い建具を採用し、高断熱住宅を謳ったとしても、「隙間」の多い住宅なら、その性能を十分に発揮することができません。
気密化することにより、暖冷房負担の軽減にもなり、また、計画通りの換気が可能になります。しかも、住宅内に温度差がなくなることで、ヒートショックも回避することができます。
反対に、「隙間」があれば、その空気の通り道に結露が発生することで、カビ・ダニの発生、壁体内木材の腐食の原因にもなり、健康にも、建物の耐久性にも影響を及ぼします。
そんな肝心な気密は、実際に気密測定器で測ってみないことには、【C値】で表すことができません。
机上の省エネルギー計算で出た数値を実現するためには、細やかで丁寧な気密施工が必要です。
さて、お客様のお家の【C値】は 1.0㎠/㎡ を切り高気密住宅と謳えるでしょうか?
高気密住宅を実現するためには、気密施工が必須です。
工務店様に、気密施工の技術サポートをさせていただきます。
きめ細かな気密施工技術を実績ある提携工務店がサポートいたします。
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脱炭素社会の実現には、住宅・建築分野の省エネ化が欠かせません。日本のCO2排出量のうち、およそ3分の1が住宅など建築物の運用時に出ているとされています。
国の取組として、2022年、最高断熱性能レベルを【断熱等級7】まで新設されました。
2025年には、全ての新築住宅・非住宅に【H28省エネ基準(断熱等性能等級4)】レベルの適合が義務化されます。
この基準は、決して高性能のレベルではありません。必要最小限のレベルであり、現状、義務化はされていませんが、新築の住宅であれば、ほぼクリアできていると思います。
ただ、義務化になれば、建築確認申請の際、省エネ基準に適合していることを証明する資料を準備し審査を受けることになります。
国土交通省と経済産業省、環境省では、脱炭素社会への誘導を加速度的に促進するため、一次エネルギー消費量等級も併せて性能を上げることを目的とし、融資金利優遇・補助金交付制度・税制優遇等、多数準備しています。
さて、お客様のお家の断熱等級は4でしょうか?等級7でしょうか?
高断熱に関しては、省エネルギー基準の評価に用いる指標として【外皮性能基準 Ua値】、【一次エネルギー消費量基準 GJ】があります。
また、【BEI(Building Energy Index)】は、実際に建てる建物の設計一次エネルギー消費量を、地域や建物用途、室使用条件などにより定められている基準一次エネルギー消費量で除した値で評価します。
基準値が1.0になりますので、どれだけ削減できているか?を数値で評価します。
さて、お客様のお家の省エネ削減率は何%でしょうか?